2024年12月11日
杖は、長すぎても短すぎても、体に合わなければいけません。
正しい杖の長さであれば、正しい歩行姿勢が取れて、杖を便利に使用できます。
杖を間違った長さで使うと 逆に悪作用が働いてしまうことさえありますので、
ご自分に合った正しい杖の長さを選ぶことが重要です。
杖の長さのめやすとして、上の図があります。
SGマーク基準書では、杖の先を同じ側の足先の前方20センチにおき、
肘を30~40度(もっとも自然な角度)に曲げた位置で、杖の長さを決めるようにすすめています。
杖の長さを簡単に計算する方法として、以下の計算式がよく用いられます。
身長 × 0.5 + 2~3 センチ
また、背の曲がったお年寄り、円背の方の場合は、
とされています。
この長さを基準に、
ご本人が疲れず、使い易いと感じる長さを選んであげてください。
重度の円背のお年寄りや、歩行に困難が伴う場合は、
理学療法士や専門の先生にご相談ください。
自分に合った長さで、より楽に歩けるように、杖を便利にお使いくださいね。