杖やステッキの選び方、使い方、歩き方などなど、お役立ち情報が満載。

杖の長さを片手で簡単調整!片麻痺の方の声から生まれた歩行杖

片麻痺の方のご意見から開発した“自由自在杖”

10年以上前、シナノ本社に、車いすのご夫婦が来社され、
「私たちのような高齢者でも使いやすい杖を作って欲しい」とご意見をいただき、開発した商品があります。
それが、今回ご紹介させていただく、片手でもサイズ調整が行える「抗ウイルス自由自在杖」です。

 

 

“自由自在杖” 普通の杖と何が違うのか

多くの歩行杖は、杖の長さを変える時に「ガタ止めナットを緩める・締める」「高さ調節ボタンを押す」などして、長さを変えるタイプがほとんどです。そのため、両手を使わなければサイズが変更できません。

しかし、“自由自在杖”は
「引っ張るだけ」、「つまんで下げるだけ」で簡単にサイズ調節ができます。

つまり、片手だけでも、簡単に杖の長さ調整ができるので、介助なしでご自身に合う杖の長さに調整ができるのです!

 

例えば、車いすからの立ち上がる時、
肩と片手を使って杖を伸ばし、ご自身に合うサイズに杖を合わせ、立ち上がりの補助にお使いいただけます。


これまで、どなたかに補助に入っていただいたところをお一人でも出来るようになるので、外出する際のハードルも少し下がるのではないでしょうか。

 

下記の動画では実際にご使用いただいているシーン等ございますので、是非ご覧ください。

 

また、杖は細いですが、長物なので意外と幅を取って邪魔・・・なんてシーンもありますよね。
・映画館の座席
・電車・バス等の公共機関の座席
・車に乗り降りする時        等

“自由自在杖”は伸縮タイプの杖ですが、
約60cmまで短くできるので、周りの方の邪魔になってしまいそうなシーンでも、
「サッと短くして、サッと伸ばせる」ので
杖を必要としない瞬間も快適にご使用いただけます(^-^)

対応身長は110㎝~186㎝なので、幅広く対応可能です。

 

杖歩行 片麻痺の場合の歩き方は?

まず、杖は基本的に、痛い足と反対の手で持ちます。
そして、これは片麻痺のある場合も同じです。
なので、仮に右側に麻痺がある方は左手に、左側に麻痺がある方は右手に杖を持ちましょう(※)。

どうしてかというと、杖は、持った側に荷重がかかります。
その分、痛みや麻痺のある方への荷重は軽減できるため、痛い足・麻痺のある足に負担がかからないよう、反対の手に持つ方が快適に歩けるのです。

<※注意点>
上記はあくまでも、一般的におすすめしている持ち方です。
片麻痺の場合、麻痺がない側と麻痺がある側で、身体の動かしやすさに違いがあるかと思います。ご自身の身体の状況に合わせ、かかりつけのお医者様や理学療法士様にご相談の上、ご判断していただくことをおすすめいたします。

また、杖の歩行方法をイラスト付きでまとめている記事もございますので、ぜひこちらもご覧くださいませ。

意外!使用者の8割が知らない 正しい杖の歩行方法(3動作歩行と2動作歩行)

 

お客様に寄り添ったモノづくり

今回、ご紹介させていただいた“抗ウイルス自由自在杖”のように、
実際にご使用になるお客様のご意見を直接伺い、いただいたご意見をもとに、他にはない商品を一から生み出せるのがシナノの強みでもあります。

ですので、こんな杖が欲しい・ここを改良して欲しい、そんなご意見等ございましたら、お気軽にお知らせください(^v^)


ご相談はLINEでも承り中です!

 

【ステッキ工房シナノ 有楽町/吉祥寺】

 

【シナノ公式オンラインストア】

 

それでは、今回はこのあたりで・・・!
皆さんに素敵な杖との出会いがありますように!

投稿者プロフィール

Niitsu
Niitsu
シナノ歴5年目に突入、営業部にいつと申します!
初めて杖に触れたのは入社直前、知らない・わからないことばかりでしたが、徐々に詳しくなってきました。
皆さんのお悩み・お困りごとが解決できるような“相談窓口”になれたら嬉しいです😊

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