歩行杖は身体的な制約を持つ方々にとって、日常生活のサポートツールとして欠かせない存在です。
なかでも折りたたみ杖は持ち運びに便利なイメージがある一方で、そのデメリットが気になるという方も多いのではないでしょうか。
本記事では折りたたみ杖のメリット・デメリットを詳しくご紹介します!
みなさまの生活をより快適に過ごすための杖選びの参考になれば幸いです。
歩行杖は、使用する方の身体的な制約や使い方のご希望に合わせて選ぶ必要があります。
身長、体重、手の大きさ、歩行の安定性など、使用する方の特性に応じて適切な歩行杖を選ぶことが重要です。
歩行杖には求める安定性によって種類があります。もっとも一般的な一点杖(一本杖)のほか、四点杖、三脚杖(多脚杖)などがあり、地面に接する点が多くなると使用時の安定感が増します。
しかし、折りたたみのできる杖は一点杖がほとんどのため、安定感を重視したい方は折りたたみでないタイプを選ぶか、接地面の先ゴムが多点タイプに付け替え可能な杖を選ぶと良いでしょう。
また、杖によっては男性用(=柄が長め、握り部分が大きめのつくり)・女性用(=柄が短め、握り部分が小さめのつくり)など仕様が異なることがあるので、●●向けと表記がある場合は参考にしてみてください。
折りたたみ式の杖は使いたいときにだけ出して使え、必要のない時にはバッグにしまっておけるというのが大きなメリットです。
普段は杖を使わないけれど、旅行先など長距離の移動が不安というときに折りたたみ杖を持っていくという方が多いようです。
折りたたみ杖といえばコンパクトになる見た目から、必ず「軽い」と思われがちですが、実はそうではありません。
シナノの杖の場合、折りたたみ杖の平均的な重さは300g前後ですが、伸縮杖(折りたたみ機能なしの杖)だと250g前後の製品が多くなります。
これは折りたたみ杖のほうが使用する部品が多いために、どうしても起きてしまう事象です。
使用感に大きな違いを感じるような重さではありませんが、とにかく軽い杖が欲しいという方は、折りたたみタイプ以外にも視野を広げて探すことをおすすめします。
230gで軽く、使いやすいシンプルな杖
シナノにもよくお問い合わせをいただく質問ですが、実は一概に折りたたみのほうが強度が劣るというわけではありません。
製品安全協会が杖のSGマーク表示基準として定めている基準は折りたたみも伸縮も同じ基準が設定されています。
具体的な項目は以下のようなものです。※簡易的な表現にしています。
つまり、SGマークが表示された杖であれば折りたたみ・伸縮問わず安全に使用できると考えて問題ありません。
杖のシャフト部分の強度というのは複数の要素で変わります。
たとえば、アルミ素材と言っても通常アルミニウムはほかの金属と混ぜたアルミ合金の状態で加工されます。
シナノの場合は『耐食アルミ』という表現を使用するなど、メーカー各社の素材へのこだわりで表現が異なりますので、ぜひ注目してみてください。
そのほか強度を大きく左右するのが、シャフトの径の太さと厚みです。
一般的に折りたたみ杖では、軽量・コンパクトであることを優先してつくられるため、必要十分以上に強度を出すことはあまりありません。
そのため、強度を最優先にした杖をお探しの場合は、強度重視の杖からお探しいただくのをおすすめします。
軽くてコンパクトな杖が欲しいというお客様の声をもとに生まれた「ベーシックライト」はショートサイズ250g、ロングサイズが260gと軽量を実現した折りたたみ杖です。
3つ折りタイプですが、26㎝(ロングは28㎝)まで畳めるのでとても使いやすくなっています。
まさに軽量・コンパクトを両立した杖です!!
SGマーク認証製品で強度面も安心です♪
SOFT-G シリーズはシナノで人気のソフトグリップタイプの杖です。
ショートが265g、ロングが275gなのでとても軽く使いやすい杖になっています♪
こちらの商品もSGマーク認証製品です!
そのほか、シナノオンラインストアには豊富な折りたたみ杖が勢揃いしていますので、気になる方はぜひのぞいてみてくださいね★
伸縮式の杖についてはこちらの記事を参考ください。