シナノの「あんしん2本杖シリーズ」は出荷累計15万組を超える人気商品で、日々多くのお客様からお問い合わせをいただいています。
あんしん2本杖シリーズ好評の背景には、高齢者の介護が必要になるきっかけとして「骨折・転倒」が多いということの認知の広まりや、できるだけ元気に寿命を迎える「ぴんぴんころり」のためのフレイル(虚弱)予防などのニーズが高まっていることなどがあります。
あんしん2本杖が歩行時の転倒予防や猫背対策に良いと介護や医療の現場でも採用が増えており、商品についてのお問い合わせも大変多くなっています。
現在あんしん2本杖シリーズとして販売している商品は5種類あります。
しかし、名前だけでは違いがよくわからないというお声が多く、ご利用者さまに合わせたあんしん2本杖を選ぶのに苦労される方も多くいらっしゃいます。
そこで、今回は5種類のあんしん2本杖の違いをわかりやすく徹底解説していきます。
まずはもっともベーシックな「あんしん2本杖」。
あんしん2本杖シリーズの製品のおもなパーツは、上から順に
”グリップ(持ち手)”
”ストラップ(手にフィットさせるベルト)”
”上段シャフト”
”下段シャフト”
”先ゴム” となっています。
「あんしん2本杖」はこれらパーツがすべて標準的なものが採用されています。
グリップ部のストラップを固定するパーツは左右が一目見てわかるように、”左が灰色”・”右が赤色”と色分けされています。
上段シャフトには縦に9つの穴が開いていて、下段シャフトについたボタン(ラチェットピン)をご自身の使いたい高さに合わせて穴から出すことによってサイズ調整ができるようになっています。
下段シャフトにおおよその身長目安が記載してあるので、上段シャフトと下段シャフトの境目にあるメモリをご利用者さまの身長に合わせることで簡単に長さ調整ができます。
下段シャフトについているボタンは上下に2つあるため、出すほうのボタンを変えることで18段階に高さを変えることができます。
左右の高さをそろえるために、ボタンの色の違いを確認してくださいね。
もっと安心2本杖は先ゴムに『滑りにくい先ゴム(PP-21-14㎜)』が標準装備されたタイプです。
滑りにくい先ゴムが標準装備されていることで、雨上がりの濡れた地面や雪の多い地域でも使いやすくなっています。
先ゴムは基本のあんしん2本杖で使用しているPP-10-14㎜も使用できるため、交換して使用しても問題ありません。
もっと安心2本杖はデザインを重視しているために、グリップとストラップを固定するパーツが左右ともに灰色で統一されています。
豊富なデザインバリエーションも魅力の一つなので、気に入ったデザインで選ぶのもおすすめです。
あんしん2本杖シリーズの中ではもっとも新しい抗ウイルスあんしん2本杖。
特徴はグリップ・ストラップ・先ゴムに抗ウイルス素材を採用していることです。
ウイルス減少率99%以上で、SIAAマークを取得している商品なので安心してご利用いただけます。
手の消毒が習慣化されてきた中ですが、抗ウイルス加工だと何かと安心だと感じる方におすすめのあんしん2本杖です!
そふと安心2本杖はグリップに発泡素材を使用しており、使い心地とグリップ上部に丸みのある形状が特徴です。
発泡グリップは発泡EVAという素材でできており、ビーチサンダルやビートバン、お風呂のマットなどに使用されている素材です。
押してへこむほどの弾力感はありませんが、歩くときに杖や手すりなどを強く握ってしまう方にやさしい使い心地を感じていただけるグリップになっています。
グリップ上部の丸みはポール体操や、2本杖を軽く身体の支えにしたいときに便利な形状になっています。
ひかる安心2本杖はその名前の通り、光る機能が特徴のあんしん2本杖です。
具体的には上段シャフト部分と下段シャフト下部に、”蓄光”(太陽や蛍光灯で蓄えた光を暗所で発光する)と”反射”(ヘッドライトなどに反射して光る)の機能を備えています。
夕方から夜にかけて、また明け方などの暗い時間に外を散歩される方におすすめです。
また、蓄光機能により暗い部屋の中でも光ってくれるため、就寝時間にお手洗いに行く際など部屋のどこに2本杖があるのか一目瞭然。
2本杖を室内歩行で使用したいという方にもおすすめです。
あんしん2本杖シリーズでは唯一、ショート(身長127-155㎝の方向け)とロング(身長152-180㎝の方向け)のサイズ違いが用意されているので注意してください。
いかがでしょうか?
あんしん2本杖シリーズを検討いただく際には、参考にしてみてください!