歩行杖は、杖先が1点タイプのものと
杖先がいくつか分岐している杖があります。
杖先が3本に分岐しているのを3点杖、
4本に分岐しているのを4点杖と呼んでいます。
杖を初めて持つ方は、まずは1点タイプのものを選ばれる方が多いですが、
現在は、多点杖でもかなり軽量で安定感のある商品もあるため、
最初から4点杖を選ばれる方もいらっしゃいます。
ちなみにシナノの多点杖にも、軽量かつ安定感のある商品があります!
それがコチラ:やわらGELグリップ4点杖です。
詳しくは、こちらの記事をご覧いただき、
今回のブログでは、
初めて4点杖を使う時に「え、そうなんだ!」と知る、ちょっとした豆知識をご紹介させていただきます。
足幅の大きい4点杖では、
高さ固定をするボタンが表裏それぞれについています。
なぜかというと、左手でも、右手でも、どちらの手でもお使いいただけるようにするためです。
支持基底面を上から見るとわかりやすいのですが、
杖本体の軸は基底面の真ん中よりも若干、
杖に近い方の足側寄りに設計されています。
足が大きい4点杖の場合、
大半の杖メーカーでは、上記のように設計されていて、
足を前に踏み出した時に、杖の脚部に足が引っかからないよう工夫しています。
左手で杖を持った時の上からの見え方 / 右手で杖を持った時の上からの見え方
下記の写真のように高さ調節ボタンをしっかり奥まで押し込み、
杖の脚部を180度回転させると、足が引っかかりにくいように杖を持つことができます。
多点杖(多脚杖)は、一本杖では歩行が不安定な方や
筋力低下や麻痺のある方に有効です。
ご自身の歩行能力に合わせた杖をお選びください。
その他、ご不明点や気になる点がございましたらお気軽にお問い合わせください(^-^)