「木製」「アルミ製」など杖の材質はさまざま。形状やデザインの違いは分りやすくも「素材」による違いは分りづらいですよね。本記事では、一般的に販売されている杖のシャフト部分の材質について詳しく解説します。
適切な材質を選ぶことは、その人に必要な機能や形状だけでなく、購入価格も希望に近いものへ変えていくことができます。ぜひ理想の1本を見つける一助にお役立てください。
木製杖は、その自然な風合いと素材特有のあたたかさが人気のポイント。希少な銘木を使った1本100万円を超えるステッキもあれば、竹や杉、ヒノキで作られるお遍路さんの金剛杖まで形状・用途、価格帯がとても広いのが特徴です。
木製杖は材質の特性状で金属性杖に耐久性で劣る場合がありますので、日常的に杖が必要な方の使用には正しいメンテナンスと注意が必要な素材です。
扱いのある販売店さんも限られますので希少な杖であれば高級百貨店や工房で、金剛杖などの特殊な用途品であれば現地の専門店で探してみましょう。
素材名に「アルミ」「アルミ合金」「耐食アルミ」と記載がある杖はアルミ合金製の杖です。アルミ合金は混ぜ合わせる材料によって細かな特徴の違いはあれど、総じて軽さと耐久性のバランスが良い材質です。
軽量で加工性も良いため、杖の素材としてはもっともポピュラーな素材として販売されています。木製杖と違い、アルミ表面へ塗装や印刷などの工程を経てデザインが施されていることが多く、好みで見た目を選ぶことができます。
また、「耐食アルミ」のように錆びにくい性質を持ち合わす場合もあり、杖が必要な人にとって、アルミ製の杖は最も身近な存在と言えるでしょう。
【アルミ合金製杖の一例】
鮮やかなデザインが施されていたり、
アルミ合金の表面に木製シートを貼り付けた杖や、
特殊な塗装で和紙のようなお化粧をした杖も。
同じ材質とは思えないほどのバリエーションがありますので、お好きな1本を見つけやすいのもポイント。
カーボンファイバー製の杖は、高い強度と軽量さが特徴です。また、振動を吸収する構造を持つことから使用時の地面からの衝撃を吸収し、身体への負荷を軽減してくれる効果も。
特に介護用の4点杖を代表する多脚杖、多点杖でその高い耐荷重性能が生かされているケースが多く、手すり代わりに体重を預けて使われるようなシーンで力を発揮します。
人気の介護保険対象カーボン製4点杖
軽量なので長時間の使用でも疲れにくくなりますが、原材料や生産工程の規模が大きくなることから、商品の価格が高くなる傾向があります。
アルミより軽く、ゆがみにくい性質が特徴。市場に多くは出回っていませんが、アルミよりも軽量なため持って歩く際の扱いやすさが特徴です。
ただマグネシウムという金属自体が腐食などのサビに弱いのが気をつけたいポイント。杖に付いたキズなどから発生したサビで、折れやすくなるため長期間での使用の際には、定期的なメンテナンスやお手入れがおすすめです。
日常の使用であればアルミ製の杖がおすすめです。
重量、価格、使いやすさと、バランスの取れた杖が多く、多彩なデザインから選ぶことができます。
介護用の4点杖や体格に優れる方は、その次にカーボン製を検討しましょう。
杖・ステッキ生産の認定工場を持つメーカー、シナノの直営オンラインストアでは、国産メーカーらしい多彩な杖のフルラインナップでご覧いただけます。
最短翌日の配送ですので、まだまだ検討中の方も、すぐに欲しい方もぜひ1度ご覧ください。