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杖はいつから必要?何歳から持つ?すぐにできる簡易チェック

この記事をご覧になっている方は”杖はいつから持つべきか”についてお悩みの方ではないでしょうか。

「杖って何歳から持つものなんでしょうか?」

「60代で杖って・・・まだ早いですよね?」

「両親の歩行能力が気になるが、杖を贈っても良いか気になる」

などなど、シナノのお客様相談室には同じように杖を持つタイミングについてのお問い合わせが多数寄せられています。

今回は杖の持ち始めを判断するチェックポイントと、実際にシナノで杖を購入している方の声をご紹介します。

杖の購入を検討している人の年代

シナノのお客様相談室あての杖関連問合せは「ご自身が使用する杖について」と「ご家族が使用する杖(代理購入を検討)」があります。

ご自身での使用を検討される方では、支えがない状態での歩行に不安を感じて杖を検討される方が多いようです。
年齢は70代後半以上の方が多い印象ではありますが、30代~40代の方でも関節や腰、膝などのケガや手術などをきっかけに杖を購入したいというお声も多くいただきます。

ケガや手術後の杖のご使用では、「松葉杖を使用していたが普通の杖に替えたい」という方もあり、医師や理学療法士からのアドバイスをもとに杖を検討される方が多いようです。

一方でご家族による代理購入の場合は、80代以上のご家族に杖の使用を促したいという声が多い印象です。

きっかけとしては「歩行時のふらつきが気になる」というもので、実際にはすでに一度転んでしまったという場合も。

参考として、厚生労働省の「人口動態調査」の「家庭における主な不慮の事故による死因」を年齢別で見ると、80歳以上では「スリップ,つまづき及びよろめきによる同一平面上の転倒」がもっとも多く、「階段及びステップからの転落及びその上での転倒」の倍以上の件数となっています。

また、75歳以上のいわゆる後期高齢者では男性で脳卒中や心筋梗塞、女性で骨粗鬆症などをきっかけに杖を使用しなければ歩けないといった状態になる方も少なくありません。

”転ばぬ先の杖”という言葉もありますが、実際問題として転んでしまったあとでは取り返しのつかないことになる可能性もあります。
まずは、70代後半あたりからは運動能力の衰えに合わせて杖を検討してみましょう。

 

杖を検討するための簡易チェック

一般的な杖は、そのほとんどが”自立して歩行できる方専用”です。つまり、歩けなくなってからでは使用できない杖も多くなってしまいます。

寝たきりの状態を避けるためにも、歩ける状態からの杖の使用を検討しましょう。

以下のチェック項目を杖を持つべきかどうかの参考にしてみてください。

  • 段差や物でつまずいた
  • 歩くスピードが遅くなった
  • 長距離を歩くのが難しくなった
  • 背中が丸くなった
  • 足を上げて歩かなくなった
  • 床や椅子に座った状態から立ち上がるのがおっくうになった
  • 手すりがないと階段を昇降できなくなった

3個以上チェックが付く場合には杖を検討しても良い段階です。

また、すでに75歳以上の方や過去1年以内に転倒したことがある方なども、ぜひ杖を検討してみてください。

 

状態に合わせて杖を選ぶ

上記でお伝えした通り、杖のほとんどは”自立して歩行できる方専用”となっています。

杖を選ぶ際には使用する方の歩行能力に合ったものを選ぶようにしてください。

 

折り畳み杖

使用をおすすめする方:

  • 何も持たずに歩けるが、長時間歩行は心配な方
  • 歩行スピードが遅くなったと感じる方

購入した方の声:

「旅行の時にだけ杖が欲しいと思い折り畳み杖を選びました。気に入ったデザインがいくつかあり迷いましたが、届いた杖を見て大満足です。バッグにしまえるようにと選びましたが、持って歩きたいと思うほどに気に入ってしまいました。」(女性・50代)

「年の近い友人と比較しても元気に歩けるほうだと思っていた矢先に家の前で転びました。怖い思いをしたので杖を持ち始めようと思い折りたたみタイプを購入しました。」(70代・男性)

 

折り畳み杖は鞄に入れて持ち運べるサイズを選べば、必要な時にだけ取り出して使用できるので便利です。

デザインも充実していて、シンプルなものからおしゃれな柄物まで幅広く選べるのがうれしいですね。

折りたためない伸縮タイプと比較すると、部品パーツが多い分金額が高いことや、高身長の方に対応したものが少ないことがあります。

 

伸縮杖

使用をおすすめする方:

  • 何も持たずに歩けるが、少し歩行が不安な方
  • どちらかといえば常に持って歩きたい方(鞄などに入れない)

購入した方の声:

「すでに折り畳みタイプの杖は持っていますが、長い時間使用していると手が痛くなるため2本目は手が痛くなりにくいタイプを探していました。今回ネオクラシカル伸縮杖を購入しましたが、使用時間が短いときと長い時で折り畳みと使い分けたいと思います。」(60代・女性)

もっとも基本的な一本杖の伸縮タイプは、機能性やコスト、デザイン面でもかなり幅広く選べます。

杖のシャフト径が太いタイプや3点の先ゴムに付け替えられるものなどがあるため、もう少し安定感が欲しい…という方にも合わせやすいです。

長時間の使用でも手が疲れにくいソフトグリップと、荷重に強い太いシャフトのSOFT-G STRONG(ソフトジーストロング)

 

杖先を1点から3点に替えられる3点先ゴム

 

4点杖(多点杖・多脚杖)

やわらGEL4点杖

使用をおすすめする方:

  • 歩行がとても不安な方
  • 常に支えがないとふらついたり転倒する危険のある方

購入した方の声:

「父のためにSOFT-Gカーボン4点杖を購入しました。久しぶりに会ったところ歩行が不安定になっていて、趣味の散歩もほとんどしなくなったと聞き心配になりました。家の中だけでも使ってもらえたらと思います。」(50代・女性)

「股関節の手術をしてからうまく歩けず、医師の勧めで4点杖を購入しました。寝たきりにならないよう、毎日15分は歩くように心がけています。」(男性・80代)

4点杖は杖先の地面に設置する部分が4点のため、一本杖よりも安定感が高いのが特徴です。

より脚が広いタイプであれば立ち上がり時にも安心して使用できるので、ふらつきなどの度合いによってはより広い脚の杖を選ぶとよいでしょう。

 

いかがでしょうか。

年寄りに見えるのが心配という方もまだまだ多いとは思いますが、身体の状態に合わせ、転ばぬ先の杖を用意しておくことは重要です。

最近は杖のバラエティも豊富で、年齢問わず使用できるものもありますので、ぜひ一度検討してみてくださいね。

投稿者プロフィール

Ogino
Ogino
30代・食べることが大好きな会社員です!運動は嫌いではないけど、行動を起こすのに時間がかかるタイプ。手軽に健康になれる運動法や、楽しい毎日を過ごすための製品情報をお届けします★

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