杖を初めて選ぶ際、想像以上に種類が多く、驚かれる方も多いのではないでしょうか?
様々な違いはあるのですが、今回は杖本体の素材選びについてお話いたします。
杖の素材は、使用感・耐久性・見た目に大きな影響を与えます。
おおよそ流通している杖では、①アルミ ②木製 ③カーボンファイバー の3つの素材である場合が多いです。
下記にて、それぞれの特徴やメリット・デメリットをご紹介いたしますので、
杖選びの参考になれば幸いです。
<特徴>
軽量で丈夫な素材として、杖の素材としても多く使用されています。
アルミは金属の中でも錆びにくく、耐久性が高いとして知られていますが、
アルマイト加工されているものの方が、より錆びにくくなるため、日常的に杖を使われる方におすすめです。
<メリット>
・高さ調整可能
アルミ製の杖には、杖の高さを簡単に調節できる伸縮可能タイプが多いです。
身長や身体状況に応じて柔軟に対応できるので、初めての杖やプレゼントにもおすすめです。
・デザイン(商品数)が豊富
塗装印刷・転写印刷・染色ができるため、デザインが豊富です。
お好みや使用シーンに合わせて、シンプルなものからカラフルなものまでお選びいただけます。
・価格帯が幅広い
1,000円前後~数万円まで、幅広い価格帯です。
杖本体の素材だけでなく、グリップやストラップ、装飾に使用している素材で価格が変わってきます。
<デメリット>
・見た目
アルミの銀無地に塗装等せずに、材質本来の見た目を活かしている場合、“シンプルすぎる”と感じる方もいらっしゃいます。
<特徴>
木製の杖は、自然素材ならではの温かみと木目の美しさが特徴です。
1本物である場合が多く、高さ調節ははできませんが、その分シンプルな作りになっています。
<メリット>
・デザイン性
天然木の美しい模様や質感を楽しめ、高級感があります。
違う木材を組み合わせているタイプもあり、デザイン性重視の方にもおすすめです。
・安定感
歩行時の安心感を重量で感じたい方は、木製の適度な重量はしっくりくるかもしれません。
・耐久性
丁寧に手入れすれば長く使用できるため、愛着を持ちやすい素材です。
<デメリット>
・サイズ調整
木製の杖は、上から下まで一体となっている1本物の場合が多く、
そのようなタイプは、長さ調節ができないため、購入時に適切なサイズを慎重に選ぶ必要、もしくはカットする必要があります。
短くしすぎてしまうと、元の長さには戻せないため、注意が必要です。
・重さ
アルミやカーボンと比べて重い製品が多く、長時間の使用には向かない場合があります。
・保管方法
木なので、湿気や水に弱く、雨の日のご使用後や保管方法には注意が必要です。
また、ストーブ等の火器に近づけると、木が割れてしまう可能性もあり、扱いにも注意が必要です。
ご使用前に取扱説明書をよくご覧いただき、ご使用ください。
<特徴>
カーボンは、非常に軽量で頑丈な素材です。
スキーポールやトレッキングポール等のスポーツ用品にも使用されており、
軽さに特化した杖、耐荷重性を重視した杖、に使用されることが多いです。
<メリット>
・超軽量
アルミや木製に比べて軽いため、持ち運びの負担が軽くなります。
なるべく軽いものをお探しの方は、「杖 カーボン製」で検索してみてください。
・高強度
軽さに反して非常に高強度で、垂直荷重に強いです。
※その杖の耐荷重を超えるとカーボンでも折れるため、どの杖にも言えますが、杖に頼りきりにならないようにお気をつけください。
<デメリット>
・価格が高価
他の素材と比較して高価で、スペックが同じでもカーボン製の方が高価な場合が多いです。
・デザインの選択肢が少ない
実用性重視の製品が多いため、見た目のバリエーションが限られます。
上記ではそれぞれの素材の特徴やメリット・デメリットをご紹介させていただきましたが、
本当に沢山の製品があるため、一概には言えない所もございます。
もし、気になる素材がありましたら、同じスペックの商品をいくつか比較・検討していただくことをおすすめします。
また他の検討要素(デザイン、機能、使用シーン、頻度、予算等)もあるかと思いますので、
お悩みの際は、杖メーカーのシナノにお気軽にご相談ください(^v^)
事前の相談はもちろん、事前のサイズ調節や、試し品の返品、無料の先ゴムサービスなどもご用意しています!
ご使用者様を支える“愛棒”ですから、身体や好みに合った物を見つけましょう!