折り畳み杖は、必要な時にサッと使えて、便利で使いやすいアイテムですが、
長期間、使わないことが予想されるようでしたら、
またいつか使う時に、安全に使用できるよう、適切に保管しすることが大切です。
・ケガをして杖が必要だったが、今はいらなくなった
・旅行の時だけ杖を使いたくて、折り畳み杖を購入したが、最近は使っていない
・両親が使っていたものを受け取ったが、今はまだ杖は不要である
など、さまざまな理由で、杖を使わなくなるケースがあります。
適切に保管しないと劣化や故障の原因になることもありますので、
今回は、折り畳み杖を安全かつ快適に使い続けるための保管方法についてご紹介します。
折り畳み杖を保管する前には、汚れを拭き取りましょう!
杖に付着している泥や水分を柔らかい布で拭き取ります。
特に、下段シャフトは入念に行いましょう。
下段シャフトに泥や水分が残っていると、収納した際に、上段シャフトにも移り、
いずれ錆ができて、固着してしまう可能性が高くなります。
もし、なかなか落ちない汚れがあれば、
中性洗剤を薄めた水を布につけ、よく絞った上で、お試しください。
最後に、洗剤が残っていないよう、しっかりと拭き取ります。
折り畳み杖をしばらく使わない場合は、
折り畳まずに、伸ばした状態で保管しましょう!
折り畳んだ状態で長期間保管しておくと、
中のゴムに常に引っ張られる力が働き、ゴムが伸びきってしまったり、
亀裂が入ってしまったりして、劣化が進みます。
そうなると「久しぶりに使おう!」となった時に、使えない可能性がでてきます。
使わない間は伸ばした状態で保管し、商品を長持ちさせましょう(^-^)
折り畳み杖を保管する際には、環境にも気を配る必要があります。
●直射日光を避ける
長時間、直射日光が当たる場所に置くと、
部品に使用しているプラスチックやゴム部分が劣化する可能性があります。
日陰や涼しい場所で保管しましょう。
●高温多湿を避ける
湿度の高い場所や、暖房機器の近くで保管すると、
金属部分がサビたり、ゴム部分が変形する恐れがあります。
風通しの良い場所が最適です。
折り畳み杖は一時的に使うものと思われがちですが、使わない時も、
“必要な時に安全に使用できる状態を保つ”ことが重要です。
お客様の中には、10年前にお母様から譲り受けた杖を最近使い始めた、という方もいらっしゃいます。
お母さまと一緒におでかけした思い出や日常生活のパートナーとして思い出のある杖ということで、
環境を整え、大切に保管されていたそうです。
杖自体を大切にすることで、共に歩んできた時間も近くで感じることができる。
また、杖の寿命も延び、いざという時に今度は自分の信頼できる“愛棒”にもなりなり得ますので、
上記項目を確認し、是非、長いお付き合いをしていただければと思います。
折り畳み杖を適切に保管することで、安全性を保ちながら、長く愛用することができます。
そのためには、日々のお手入れや保管場所への配慮も、杖を良い状態に保つ秘訣です。
ぜひ、今回ご紹介した方法を実践し、大切な杖を快適にお使いください。