電車やバス、街中などで、白い杖を持った人を見かけたことがありますか。
その白い杖の正式名称は「白杖(はくじょう)」といいます。
今回は白杖とその歴史について紹介したいと思います。
白杖は、目が見えない・目が見えにくい状態の方の使う杖です。
白杖の使用は、道路交通法で義務付けられています。
全盲ではなくとも、よく見えない状態で
車が行き交う道や段差の多い街中を歩くのは大変なこと。
白杖は目が不自由な人を危険から守ってくれる存在なのです。
白杖には3つの役割があります。
ひとつは、探り針のように「自分のまわりの状態や路面の変化などの情報を入手」する。
もうひとつは「身体の支え(サポートケーン)として身体の安全を守る」。
そしてそれ以上に、「自分が視覚障がい者であることを知らせるシンボル」として
大きな意味があります(「公益社団法人日本眼科医会」より)。
第一次大戦中(1914-18)「白い杖を視覚障害者用に」
フランス、ジャン・ドラージュが、盲人の白い杖を考案し、 「白いつえ」協会が設立されました。
(その後、フランスから、イギリス→→カナダ→→アメリカへ)
1925年ライオンズクラブ国際大会にて、『ヘレン・ケラー女史』が
「ライオンズクラブの皆さん、闇を開く十字軍の騎士になってください。」と呼びかけた。 これがきっかけで全世界のライオンズクラブの盲人福祉活動が始まりました。
1930年イリノイ州ペオリア(米)記録に残る最初の白杖に関する法令 1931年:カナダのトロントにて、国際ライオンズクラブ大会が開かれ、
「国際的に白杖を視覚障害者の歩行補助具に」という決議がされました。
かなり昔から、各国の視覚障害者はその形態や色は様々だったようですが、
歩行補助具として杖を使っていたようです。
白杖として確立されてきたのは、20世紀にはいってからです。
白杖について、また白杖がどのような歴史を辿ってきたのか、
もっと知りたいと感じた方は下記WEBページをご覧ください。
引用
http://www.rp-k.com/cralis/rekishi/hakujyoh.html)
・意外と知らない、目の不自由な人を守る「白杖」のこと | …
http://news.kaigonohonne.com/article/641