「健康のために散歩を続けたい」
そう思って歩き始めても、
「いつも同じ道で少し飽きてしまう」
「途中で足が重くなって引き返してしまう」
そんな経験はありませんか?
散歩は、無理なく続けられる大切な運動習慣。
だからこそ、“頑張りすぎず、でも効果はきちんと得られる”方法を選ぶことが、長く歩く力を保つポイントになります。
そこでおすすめしたいのが、ポールウォーキングです。

ポールウォーキングは、専用のポールを使って歩くことで、自然と全身を使える歩き方です。
ただ歩くだけの散歩に比べて、次のような違いがあります。
ポールを使うことで、腕の振りが自然に大きくなる
上半身も一緒に動くため、消費エネルギーがアップ
ポールが体を支え、膝や腰への負担を軽減
歩行が安定し、転倒予防にもつながる
特に、年齢とともに減りやすい「腕を振る動き」や「姿勢を保つ力」を、意識しなくても使えるのが特長です。
「ただ歩いているだけなのに、体をまんべんなく使えている」
そんな感覚が得られやすくなります。

ポールウォーキングは、難しいフォームを覚える必要はありません。
次のポイントを意識するだけで十分です。
両手に持ったウォーキングポールを歩く動作にあわせて体の前に出します。

最初の1歩は、手と足が一緒に出てしまわないか考えてしまう方も多いですが、
最初に、大きめに片側の足を1歩前に出して、反対側の腕の肘を大きく引いた上の図のようなポーズで歩き始めると、
リズムよく腕と脚を動かしやすく、自然と歩けるので、お試しください。
運動習慣は、「続けられること」がいちばん大切です。
10分コースと20分コースを用意
その日の体調や気分に合わせて選べるようにしておくと、続きやすくなります。
今日は疲れたから短いコースへ、今日は少し頑張って長いコースに行ってみよう!なんていかがでしょうか。
信号待ちでちょい動き
足首を回したり、ポールを使って軽くストレッチ。むくみ対策にもおすすめです。
小さなテーマを決める
「今日は赤い花を3つ探す」「新しい家を見つける」など、歩く理由をつくると気分転換にもなります。
歩いてアイテム等がゲットできるスマホゲームをやってみるのも良いかもしれません。

ポールウォーキングは、季節の変化を感じやすいのも魅力です。
春:花や新緑を楽しむコースに
夏:木陰や朝夕の涼しい時間帯を選んで
秋:紅葉や空の高さを感じながら
冬:防寒をしっかりし、手袋でポールを握りやすく
季節に合わせて歩き方や時間を変えることで、無理なく一年を通して続けられます。
夜、暗い時間になってから歩かれる場合は、反射材やライトの携帯もお忘れなく、安全に歩きましょう。
ポールウォーキングは、普通の散歩よりも運動効果が高く、それでいて体への負担は控えめ。
「歩く力を失わない」ための、心強い味方です。
今日の散歩から、少しだけ歩き方を変えてみませんか?
毎日の歩く時間が、きっともっと価値あるものになります。
投稿者プロフィール

初めて杖に触れたのは入社直前、知らない・わからないことばかりでしたが、徐々に詳しくなってきました。
皆さんのお悩み・お困りごとが解決できるような“相談窓口”になれたら嬉しいです😊
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