健康と活動性は、高齢者の生活の質を向上させるために重要な要素。
介護施設では、高齢者が安全に運動を楽しむことができるレクリエーション活動を提供することが求められますが、
できる限り「毎日違ったもの」を「利用者の身体能力に合わせて」考えるのは一苦労です。
今回の記事では”ウォーキング用の2本のポール”を使用したレクリエーションを紹介します!
これらのアクティビティは、高齢者の健康促進に役立つだけでなく、楽しみながら身体を使う機会を提供します。
介護職員やレクリエーション担当者の方々にとっても、参考になれば幸いです。
ポールウォーキングは、高齢者にとって安全で効果的な運動の一つです。
ポールを使うことでバランスをサポートし、歩行時の安定性を高める効果があります。
利用者には専用のウォーキングポールを手に持ってもらいます。屋外はもちろん、屋内でもスペースがあれば十分に行うことができます。
支えの無い状態での歩行よりも安定感のある歩行ができるため、人によっては歩行中に会話ができます。
さらに、利用者に合わせた高さでポールが使用できていると自然に姿勢が改善し、目線が上がるため
「いつもの散歩よりも景色が楽しめる」
「いつもよりも足を開いて歩ける」
といった感想がもらえたという事例もあります。
健康を促進しながら楽しい時間を過ごすことができることでしょう♪
ポールウォーキングの歩き方を詳しく知りたい方はこちらの記事もご参照ください。
ポール体操(ポールストレッチ)は、高齢者の柔軟性や筋力の向上に効果的なアクティビティです。
利用者は2本のポールを手に持ち、地面に立てたポールを利用しながらさまざまなストレッチを行います。
肩、背中、腕、脚など、全身を効果的に伸ばすことができるので、柔軟性を保ちながら、健康な体を維持する手助けになるでしょう。
さらに楽しい音楽をつかい、リズムに合わせて動くポール体操にもチャレンジしてみてください!
高齢者の身体的な動きに認知機能への刺激が加わり、より楽しみながら運動することができます。
利用者は音楽に合わせてポールを振ったり、上下や左右に動かしたりします。
もちろん身体能力に合わせて、座ったままでも可能です!
などなど・・・
さまざまなリズムに合わせながら体を動かすことで、楽しみながら、無理のない運動が可能です。
ポール体操はシナノの公式ホームページで紹介されています♪
浦島太郎や金太郎の歌に合わせた体操も紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください!
こちらは日本ポールウォーキング協会でも実施しているアクティビティです。
はじめにポールをもって「グー」「チョキ」「パー」の動作を決めておきます。
たとえば…
ゲームでは指導者が前に立ち、「グー」「チョキ」「パー」いずれかの動作をしたあと
「私に勝ってください」
「私に負けてください」
といった指示を行って、利用者のみなさんに後出しで決めた動作を行ってもらいます。
こちらも立ちながら・座りながらどちらでも可能ですし、頭を使いながら身体を使うので大変盛り上がります!
いかがでしたでしょうか?
介護施設で働く介護職員やレクリエーション担当者の皆さんに役立つ、2本のポールを使用したレクリエーションアイデアをご紹介しました。
ポールウォーキング、ポール体操、後出しボディじゃんけんなど、これらの活動は高齢者の健康促進に効果的であり、楽しみながら身体を使う機会を提供します。
高齢者の健康と活動性を大切にする介護事業者の一環として、これらのレクリエーションを取り入れることで、高齢者の生活の質向上に貢献することができます。
高齢者の健康をサポートする活動を継続して行い、充実した生活を送ることができるようサポートしましょう。