梅雨の時期は、一日中雨が降っていたり、突然降り始めたり、じめじめしている日が続きますね。
“いつもの歩き慣れた道”や“店内の出入り口”などが
雨に濡れて“滑りやすい路面”に様変わりしていることが多いのではないでしょうか。
梅雨の足元はとっても滑りやすく、転倒してしまう可能性もあり大変危険です。
外出の際は、滑りにくい加工がされている靴やなるべく安全なルートを選んで、安全を確保しましょう。
また、今回は雨の日におすすめな杖や先ゴムをご紹介させていただきます。
靴にも雨対策ができるように、「杖の雨対策」も行っていきましょう!
まず、下記のような対策が行えます。
① 先ゴムの交換
② グリップが濡れたら拭き取る
① 先ゴムの交換
靴のゴム底が滑るように、杖の先ゴムも滑ります。
さらに、濡れた路面は乾いた路面よりも滑りやすくなります。
デパートの入口、駅構内、病院の出入り口、御影石の歩道、マンホールの蓋など普段は安心の場所でも、
雨や雪の日にちょっとした油断で靴が滑りヒヤッとした経験はありませんか?
接地面の小さな先ゴムは、濡れた路面において靴のゴム底よりも滑りやすく危険です。
特に滑り止め加工がされていない通常の先ゴムは、不意の動作で滑りやすく、
すり減った先ゴムは水滴一滴でも簡単に滑ってしまうこともあり、転倒事故に繋がる危険があります。
転倒防止のために、滑り止め効果のある先ゴムへ交換することをお勧めします。
また、通常の先ゴムでも、滑りにくい加工がされている先ゴムでも同じですが、杖の杖先が摩耗していないか確認しましょう。
摩耗した杖先は滑りやすくなるため、必要に応じて交換してください。
② グリップが濡れたら拭き取る
グリップが濡れていると、手が滑ってバランスを崩してしまう危険があります。
ご使用前によく確認し、乾いた布でふき取りましょう。
特に木製やアクリル製のグリップは、元々表面がツルツルしているため、注意が必要です。
お出かけ中の際やすぐに乾いた布がご用意できない場合は、グリップカバーをつけておくことも有効でしょう。
カバーの素材によっては、滑りにくくなったり、手汗を吸収したり、クッション性が上がったりする効果があります。
滑りにくい安全先ゴムは、底面にガラス繊維を配合した特殊耐滑性ゴムを採用しています。
接地面にガラス繊維が突出しており、スリップしやすい雪道や濡れた路面をしっかりキャッチ。
摩耗しても滑り止め効果は変わりません。
(上記 図)乾いた路面で上の試験を行うと、
通常の先ゴムも滑りにくい安全先ゴムも、製品安全協会が定める安全基準を上回る数値だが、水中試験では、通常の先ゴムは約0.1kgの力で引っ張ると簡単に滑ってしまうのに対し滑りにくい安全先ゴムは約0.45kgと安全基準を満たした約4倍の滑りにくさを発揮した。
ちょっとした油断で滑り、思いもかけない大きな事故に発展する前に、杖先ゴムを「滑りにくい安全先ゴム」に交換しませんか?
こちら、多点先ゴムの問題点だった「重い」を解消した「3点先ゴム」です。
歩行杖・ステッキの「使いやすさ」と「安心」の向上にこだわり、滑りにくい底ゴムの素材・形状で、安心もしっかりと付加している商品です。
【豆知識】
直径φ16mm・18mmのシャフト外径が合えば、
他社製ステッキの先ゴム付け替えとしてもご使用いただけます。
予備のストックとして、付け替えのタイミングで是非お試し下さい。
シナノの商品の中でも大人気の伸縮杖に、②の滑りにくい3点先ゴムをつけた商品がございます。
自立するため、レジでお会計をする時など、杖から手を離す際に杖を引っ掛けておく場所が無くてもソッと立てておくことができます。
雨の日でも外出を避けられない日もあるかと思います。
安全のために、杖の先ゴムが擦り減っていないか確認、もしくは、滑りにくい安全先ゴムへの交換をご検討くださませ。
また、遠くにお住いのご両親や、なかなか会いに行けない方の杖先ゴムも、この機会にご確認いただくことも良いかもしれません。
それでは、今回はこのあたりで・・・!
気になる点、ご不明点等ございましたらお気軽にお問合せください(^v^)